
【日時】
令和7年(2025年)10月19日(日)18時~(2時間を予定)
【会場】
会場:芦屋能舞台(兵庫県芦屋市松ノ内町10-16)
[阪急電鉄神戸線「芦屋川」駅から東へ3分 JR神戸線「芦屋」駅から北へ10分]
参加費:1,500円 【主催】能楽と郷土を知る会
45回目に取り上げる能は、『平家物語』などに登場する「頭は猿、尾は蛇(くちなわ)、足手は虎の如くにて、鳴く声鵺に似たりけり」と描写される妖怪・鵺を主人公とする《鵺》です。
鵺は近衛天皇を病気にして苦しめますが、源頼政によって退治され、丸太をくり抜いて作られた「うつほ船」に押し込められて、海に流されたと言われています。いわゆる異形の鬼の能ですが、能の作者・世阿弥は、人の心を持った鬼として鵺を造形し、敗者の側から歴史を見る作品となっています。
また、会場である芦屋ゆかりの能でもあります。芦屋川ぞいに残る「鵺塚」とあわせて、読んで知りたいと思います。
日本の伝統芸能「能」のことば(詞章、謡曲とも)は、和歌や漢詩・歴史など古典文化の宝庫です。でも「難しそう」と能が好きな人でも、「なんとなく」としか分かっていないことも、意外に多いのではないでしょうか。でも、それは「もったいない」と思いませんか?
「能のことばを読んでみる会」は3か月に1回、テーマ曲を定め、一緒にことばを読みながら、能の内容に一歩踏み込み、楽しむポイントを増やすことを目指す会です。
主催者は責任を以て、様々な話題を提供しますが、参加者の皆さんも一緒に読む中で感じたこと、能を見たり、稽古したりする際の、より深く楽しむ「きっかけ」となることを目的に開催しています。